ご相談事例

動産引き渡しの強制執行について


先日、動産の引き渡しを目的とする強制執行に立ち会ってきました。対象となる動産は木製のバイク模型で、返還を命じる判決が確定したにもかかわらず、任意の返還に応じてもらえなかったことから、やむなく強制執行を申し立てたものです。

実務経験者であれば理解できる感覚だと思うのですが、動産の引き渡しの執行では、ほとんどの場合、目的物がどこに保管されているのかわからない、あるいは債務者がすでに売却等していて手元に存在せず、空振りに終わるといったケースが一般的です。私も過去に一度だけ、自動車を対象とした引き渡しの執行を申し立てた事案で、たまたま自動車にGPSが付けられていたことから場所が特定でき、夜間に占有を移転させたということがありましたが、成功事例はこの一件のみです。

そんな中で、今回の件も目的物の発見すら難しいと思われたのですが、幸運にも数々の偶然が重なって、一度の執行の機会で目的物を発見して引き渡しを受けることができました。今年の夏のよい思い出になりそうです。

 

弁護士 市村陽平


お気軽にご相談ください。
TEL 0564-26-6222
平日 9:00~18:00(土日祝休) ※事前のご予約で時間外も承ります。