コロナ禍以降、法務デューデリジェンスの一環として代表者インタビューを行う際、ほぼ全件Zoomなどのウェブ会議でやっていたのですが、先日、久々に県外に出向いて面談で実施してみました。

最近ではZoomによる方法にも慣れてきてはいたのですが、やはり質問と回答のズレや相づちをうつ間合い、資料に目を通しながらメモをとるタイミング、会議に参加している関係者の反応など、これまでなかなか対応に苦慮していた問題点が、面談では驚くようにスムーズに実施でき、久しぶりに充実したインタビューが実施できました。特に、関連する質問からの掘り下げによって、当初想定していなかった事情も確認でき、これはウェブ上では聴取しきれなかったのではないかと考えています。

法務DDでは代表者インタビューの場が書面では調べきれない事情確認の重要な機会となります。これからも、極力対面にて実施をして、充実した調査ができるよう心がけていきたいです。

弁護士　市村陽平