Case study

法律相談事例

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  • 少数株式売却

譲渡制限株式をめぐる株式売買価格決定申立てと株式売渡請求に対応した事例

事例概要

オーナー企業では、譲渡制限株式が第三者へ移転することを防ぐため、会社法に基づくさまざまな手続きが設けられています。
本件では、「譲渡制限株式の譲渡承認請求に対する『株式売買価格決定申立事件』」と、「相続によって取得された譲渡制限株式に対する『株式売渡請求』」という2つの案件について、それぞれ異なる立場から対応した事例です。

ご相談・問題となった内容

一つ目の案件では、第三者への株式譲渡承認請求を受けた会社から、「会社として株式を買い取る方向で対応したいが、法定期限内にどのような手続きを進めるべきか分からない」とのご相談をいただきました。
また、別の案件では、相続によって譲渡制限株式を取得した相続人に対し、会社が株式売渡請求を行う必要があり、適切な手続きと期限管理についてご相談をいただきました。
いずれの制度も、取締役会や株主総会の決議、相手方への通知、裁判所への申立てなど、会社法で定められた厳格な手続きと期限を遵守する必要があります。これらの期限を過ぎてしまうと、会社が望まない条件で株式譲渡が成立する可能性もあるため、迅速かつ正確な対応が求められる事案でした。

当事務所の対応

当事務所では、会社法上の手続きと期限を整理し、取締役会・株主総会の開催、必要書類の作成、通知手続き、裁判所への申立てまで、一連の流れを計画的にサポートしました。
また、株式売買価格決定申立事件では、法定期間内に供託手続きを完了させる必要があるため、資金準備や供託手続きについても事前にスケジュールを作成し、会社担当者と連携しながら対応を進めました。
法的な期限管理だけでなく、実務上の手続きも含めて綿密に管理したことで、適切な手続きのもとで会社の権利を守ることができました。

解決結果

会社法で定められた期限をすべて遵守し、必要な法的手続きを適切に進めることで、会社の意向に沿った形で案件を進めることができました。
オーナー企業にとって、自社株式は経営権を支える重要な資産です。特に譲渡制限株式については、対応が遅れると経営権や株主構成に大きな影響を及ぼす可能性があります。本件では、早期にご相談いただいたことで、法的リスクを回避しながら、会社の経営基盤を守ることにつながりました。

本事例から分かること

譲渡制限株式に関する手続きは、会社法で定められた期限を一つでも過ぎてしまうと、会社にとって不利益な結果となる可能性があります。
また、相続や株式譲渡によって第三者が株主となることは、オーナー企業の経営権や事業承継にも大きな影響を与えます。
譲渡制限株式の譲渡承認請求、株式売渡請求、株式売買価格決定申立てなどは、高度な専門知識と厳密なスケジュール管理が求められる分野です。
「株主構成を維持したい」「相続によって株式が分散することを防ぎたい」「譲渡制限株式への対応方法が分からない」といったお悩みがありましたら、お早めに弁護士へご相談ください。早期の対応が、企業の経営権と事業の継続を守ることにつながります。